TEL:045-814-0361

〒245-0009 神奈川県横浜市泉区新橋町1382-1
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各科のご案内

診療の実際

診療の様子

診察室に入っていただき、ペットの様子をお伺いしますが、何と言いましても一番把握されているのは飼い主様ですので、何でもお話しください。続いて一般状態を把握するために、体温、測定、聴診、身体検査を入念に行った後、いよいよ主訴の問題について取りかかります。

循環器科

診療機器

犬では僧帽弁逆流、甲状腺機能低下症にともなう心不全、フィラリア症、猫では甲状腺機能亢進症にともなう心不全、肥大型心筋症、フェレットでもフィラリア症、心筋症などがみられます。咳、息が荒い、動くとすぐに疲れてしまうなどの症状は聴診(心雑音)、胸部レントゲン、超音波検査、血液検査、心電図などで評価し、主として投薬治療を行います。呼吸状態が悪い場合は酸素吸入室での集中治療のため、入院となります。
近年では体外循環による犬の僧帽弁逆流症の外科手術も行われています、強く希望される方には専門病院をご紹介します。

消化器科

長毛猫、毛球による腸閉塞

犬、猫ともに下痢嘔吐、消化管内寄生虫、誤嚥、炎症性腸疾患、膵炎などがみられ、猫、ウサギでは毛球症、フェレットでは誤嚥などがみられます。
また、ハムスターでは原虫類過剰増殖による下痢がみられます。下痢嘔吐、異嗜(変なものを食べる)、体重減少などの症状、血液検査、検便、レントゲン検査(造影)、超音波検査などで評価し、食事内容検討、投薬、誤嚥による腸閉塞は手術となります。

対応可能な手術

右大動脈遺残の食道縮縫術、胃・腸切開・切除・吻合術、胆嚢切開・切除術、胆嚢空腸吻合術、ヘルニア整復術、肛門嚢切除術

泌尿・生殖器科

膀胱結石あれこれ

犬では膀胱炎、膀胱結石、雄の尿道結石、腎盂結石、慢性腎不全、子宮蓄膿症猫では慢性腎不全、膀胱炎、尿閉、子宮蓄膿症、ウサギでは膀胱炎、膀胱結石、子宮蓄膿症などがみられ、フェレットでは膀胱結石、慢性腎不全などがみられます。尿に血が混じる、頻尿、尿が出づらい、多飲多尿などの症状、腹部レントゲン、尿路造影検査、超音波検査、尿検査などで評価し、投薬治療、食事管理、外科手術となります。

対応可能な手術

膀胱・尿道切開術、腎切開術、尿路変更術、卵巣子宮摘出術

皮膚科

犬では膿皮症、マラセチア性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、ニキビダニ、疥癬、体表イボ、猫ではケンカ傷(皮下膿瘍)、過剰グルーミングによる脱毛、アトピー性皮膚炎、フェレットでは脱毛、耳ダニ、ハムスターでは脱毛(ニキビダニ)などがみられます。湿疹、かゆみ、脱毛などの症状、被毛検査、皮膚細胞診(スタンプ、生検)、血液検査(アレルギー検査)、内分泌検査などで評価し、投薬治療となります。
近年、分子標的薬という薬剤が販売され、かゆみの管理が飛躍的に行い易くなりました。皮下膿瘍の場合、皮膚切開、洗浄を行います。アトピー性皮膚炎では食事管理、皮膚のシャンプー、保湿管理が重要となります。

耳鼻咽喉科

診療の様子

犬では外耳炎、中耳炎、耳血腫、耳ダニ、喘鳴、鼻血、猫では外耳炎、アレルギー性耳介皮膚炎(蚊)などがみられます。
耳を掻く、耳が汚れている、臭う、耳介が腫れているなどの症状、耳鏡検査、耳垢の細胞診、抗生物質の感受性試験などで評価し、耳道洗浄、点耳薬、内服薬での治療となりますが、手術適応の病気もあります。
喘鳴は呼吸にともなってグーグーと音がする現象ですが、逆くしゃみ、軟口蓋の下垂、喉頭浮腫、気管虚脱などとの鑑別が必要です

対応可能な手術

耳血腫切開術、耳道切開術、全耳道切除術、軟口蓋部分切除術

眼科

診療の様子

犬では結膜炎、角膜潰瘍、ぶどう膜炎、白内障、緑内障、チェリーアイ(瞬膜腺突出)、マイボーム腺腫、麦粒腫などがみられます。猫では結膜炎、流涙、白内障などがみられます。目が赤い、こする、目をシバシバさせる、目ヤニが付着するなどの症状、照明観察、スリットランプ検査、眼圧測定、結膜細胞診、超音波検査で評価します。点眼、内服薬での治療となります。

対応可能な手術

瞬膜フラップ術(角膜保護)、チェリーアイ整復術、マイボーム腺腫切除

歯科・口腔外科

診療の様子

犬、猫ともに歯周病、歯肉の腫瘤物、口腔内の異物、歯の破損などがみられます。歯石(歯垢)の存在、口臭、腫瘤物などの所見により、全身麻酔下でのスケーリングおよびポリッシング、腫瘤物に切除および病理組織検査となります。口腔内の腫瘤は悪性のことも多く、場合によっては日大動物病院をご紹介し、放射線療法を行うことになります。
また、猫の難治性口内炎では抜歯、病理組織検査、口腔内細菌叢の改善で対応します。
ウサギ、ハムスターでは切歯の過剰伸長、臼歯の異常磨耗(ウサギ)がみられることが多く、全身麻酔下での処置となります。

内分泌/代謝病科

犬では副腎皮質機能亢進病(クッシング症候群)、副腎皮質機能低下症(アジソン病)、甲状腺機能低下症、糖尿病、インスリノーマなどで、猫では甲状腺機能亢進症、糖尿病など、フェレットでは副腎腫瘍、インスリノーマがみられます。
多飲多尿、嘔吐、過食、痩せてきた、太鼓腹などの症状、血液検査(血中ホルモン検査、ホルモン刺激試験)、レントゲン検査、超音波検査などで評価します。主として投薬管理となりますが、糖尿病では食事管理、インスリンの自宅注射が必要となる場合も多いです。

対応可能な手術

副腎腫瘍切除術、甲状腺腫瘍切除術

一般外科

犬、猫ともに喧嘩による咬傷、事故などによる外傷が多く、通常汚い(細菌)傷ですのでよく洗い、消毒して開放創とし、後から必要に応じて縫合します。

整形外科

犬では骨折、椎間板ヘルニア、老犬の変形性背椎症、老犬の骨関節症、股関節脱臼、膝蓋骨脱臼など、猫では骨折、老猫の骨関節症、馬尾症候群などがみられます。破行、疼痛、悲鳴、食欲低下などの症状、レントゲン検査で評価します。温存療法か手術かになります。

対応可能な手術

非観血的股関節整復、骨折ピンニング固定、膝蓋骨整復術(整復プレート使用)

脳神経科

犬猫ともてんかん発作、前庭障害、ホルネル症候群、顔面神経麻痺などがみられます。震戦、痙攣、斜頸、眼振などの症状から推定的な治療(投薬)になることが多いです。脳の器質的な病変の有無を確認するために日大動物病院をご紹介してCT・MRIが必要な場合もあります。
対応可能な手術はありません。

腫瘍科

基本的な考え方は病理組織検査を目的とした外科切除です。マージンがしっかりとれている場合は腫瘍の種類にもよりますが、完治が期待できる場合も多いです。リンパ腫では各化学療法のプロトコルをご用意しております。しかしながら、想定される結果とその治療の困難さによっては初めから日本大学動物病院をご紹介させていただく場合もあります。

対応可能な手術

皮膚腫瘤物切除、乳腺腫瘍切除、断脚・断指・断尾をともなう腫瘍切除、腹腔内腫瘍切除、胸腔内腫瘍切除、消化管腫瘍切除および吻合

行動療法科

しつけと被ることも多い手法ですが、攻撃性、吠える、留守番中の不適切な行動(分離不安)などの問題を行動学的な手法を用いて解決していきます。場合によっては抗不安薬、鎮静薬を用いる場合もあります。

入院管理

入院は動物にとって大変なストレスとなります。従いましてストレスを上回る入院治療効果を考えた上でご提案いたします。

絶対的入院対象

  • 酸素吸入と持続点滴が必要なケース
  • 重度な脱水、電解質異常のケース
  • 激しい下痢・嘔吐のケース
  • 意識のないケース
  • 重度な外傷のケース
  • 手術侵襲の大きな術後など

相対的入院対象

  • 自宅では安静を保てないケース
  • 投薬ができないケース
  • 臭い、分泌物がひどいなどのケース
横たわる犬
下痢、脱水にて入院、点滴中の◯◯君

どの科でも治療方針と費用、管理方法について飼い主様とよく話し合い、最適な方法を模索していきたいと思っております。